ブルーリボンクルージング前半(宮澤)

レポートが遅れて申し訳ありません。宮澤です。
7/29~7/30 油壺?式根島
昼に集合してから、宮澤と床島は辰巳さん、狩野さん、占部さん、吉川さんとブルーリボンに乗せていただきました。
夜11時ごろ出航し、クローズで進みました。ナイトのヘルムは手がかりが限定されて苦手なのですが、「下りすぎるとヒールしすぎる、上りすぎると上が波をかぶる」といった傾向を教えていただきながら蛇行しました。
夜が明けるとあたりが霧だらけで周りが全く見えなくなりました。波も悪く、不安になりましたが、吉川さんの「セーリングで行けば安定する」という言葉を頼りに行くと確かに安定して走れました。そのころ自分は眠気に耐えられなくなり、激しくホッピング(?)するバウで一眠りしました。自由落下を何度も体験しました。
目が覚めると外が完全に明るくなり、バウの揺れもほとんど無くなっていました。コクピットに出ると、なんと床島が舵を握っている!!しかも皆さん全員が起きてきていて、まったりとしたセーリングになっていました。
起き抜けで海図上の自分の位置が分からなかったのですが、あたりにいくつか陸が見えたことで、安心しま
した。伊豆半島に寄って大回りする形で式根島を目指しました。
式根島の吹の江にアンカリングしました。船でなければ入れないようなとても奇麗なところでした。浅くて入港にはとても気を使ったのですが、そのぶんアンカーをかけやすく、デッキから底のアンカーが見えるほど水が透き通っていました。
ここでは辰巳さんのゴムボートが大活躍しました。人を運ぶのにも、岩場へシートをかけにいくにも使えました。ただあの円形には苦労しました。一本のオールでは漕げども漕げどもけつが振れるばかりでちっとも前に進みません・・・
床島と一緒に、すぐ下に魚が見える海を泳いだり、周りの洞窟や岩場をうろうろしました。特に岩場が印象的で、これが狩野さんと占部さんの壮絶な大冒険の第1章の舞台になった訳ですが(詳細はお二人にお聞きください。)、自分の第一印象はロードオブザリングのモルドールでした。山の向こうにあるはずのビーチを探そうと岩場を進んでいて、気づいたら戻る道が無くなったりしてました。
夕方になって狩野さんと占部さんが集落へ向かった後を追おうとしたものの、道らしきものが見つからない
ので、仕方なくブルーリボンに戻りました。
吹の江から漁港へ船を移しました。
狩野さんと占部さんは陸路で既に漁港近くの民宿に着いていて、そこの主人である漁師の方が親切にも車を
出してくださり、無料の温泉に入った後民宿に顔を出しました。
自分たちは民宿に泊まる予定はないものの、ビール一杯だけでもと頂いていたところ、ご主人のご厚意か
ら、なんと魚の切り落としを“お土産”として頂きました。
そのお土産を、その場で余ったご飯と一緒に頂きながら、正式な御膳のおかずを少しずつ分けていただい
て、しっかり腹一杯になりました。
7/31 式根島?三宅島
次の朝起きると、風がかなり強くなっていました。漁
港に移動していなかったら出航に苦労していたでしょ
う。
三宅島まではまた上りのレグでした。島に近づくにつ
れて島の形がはっきり見えてくるはずですが、自分に
は、目が悪いのか経験が足りないのかわかりませんが
ぼんやりとした影にしか見えませんでした。形がくっ
きり見えだしたのは、かなり近づいてからです。
三宅島の阿子港に入港しました。すでにG-Fourは到着し
ていて、旅館から借りたレンタカーを又借りさせても
らいました。三宅島一周道路というものがあり、辰巳
さん運転のもと三宅島を一通り観光しました。辰巳さ
んが実は心理学の先生であることに驚いたり、溶岩を
触ったり、島起こしのお祭りで夕食を済ませたりとこ
の日はのんびりと過ごしました。
8/1 三宅島?大島
本日はTokyo’s cupの日です。ブルーリボンが参加するC
コースの出場艇はG-FourとBlue Ribbonの2艇のみでした。
レース前半はやや波があり、上りのヘルムの基本とな
る、ヒール角を安定させるコツや波の避け方を教えて
いただきながら走りました。
・ウェザーヘルムによって船が上ろうとするのを無理
に舵で下そうとすると、抵抗となる。ヒール角を保っ
たまま上れるのは問題ない。
・波に乗り上げる直前に少し下して、波から降りると
きに上ると、うまく波をかわせる。
大島が見えてくる頃に風が一気に弱くなってしまい、
舵を占部さんと交代して、微風のなかセールを何度か
交換しつつ進みました。
しかし、ゴールまでほんの数マイルのところで風が完
全に無くなってしまい、フィニッシュすることができ
ませんでした。G-Fourもこの風に苦しんだようですが、
あちらはフィニッシュできたようでした。
レース後に宮岡さんと合流し、パーティでカレーや焼
きそばをお腹いっぱいごちそうになりました。
成田さん方のパワーボートを見学させていただいた
後、会場でかき集めたお酒や牛乳をもって船に戻り就
寝しました。
8/2 大島?下田
朝早くに槍付けのアンカーを回収し、下田へ向けて出
航しました。風向きは待ちに待った追い風です!張り
切ってスピンを上げます!雨が降り出しました!
スピンランでのヘルムは初体験で、何度かワイルド
ジャイブをかましてしまいましたが、OBの方々が非常
に心強く、いろいろなことを実践を通して学ばせてい
ただきました。床島のバウマンっぷりにも磨きがか
かったようで、スピンポールの扱いかたが洗練されて
いくがはっきり分かりました。
特に印象に残ったことは、
アビーム時のスピンの回収は、アフターガイとスピン
シートを固定して、スピンハリハードを一気に落とし
てしまう。するとセールが水面のギリギリ上にはため
いて、セールを濡らすこと無く落ち着いて回収でき
る。
スピンランのジャイブは、両側のツイカーを閉めるこ
とでセールのシェイプを奇麗に保ったまままわすこと
ができる。
ポールのトリップはジャイブ前に済ませても良い。メ
インを返すのと同時に行うのはエキスパート向け。
下田で吉川さん、狩野さん、占部さんと別れ、代わり
に和田さんが加わりました。
8/3 下田?田子
朝7時ごろに下田を出ました。GPSやコンパスの位置出
しで下田の南沖の根を避けつつ、機走で進みます。こ
の日はとても微風で、はじめはブランケットに入って
いるだけだと思ったのですが、石廊崎のあたりも夏特
有だと言われるとても穏やかな海況でした。一度ジェ
ネカーを上げてみたものの、風がぱったりと無くなっ
てしまったので、結局田子入港まで機走ばかりとなり
ました。田子の湾内には特徴的な岩がたくさんあり、
日中のナビゲーションがしやすい港でした。
田子の港はとても釣りが盛んで、夜になると岸壁に
は、船をさけてびっしりと釣り人が糸をたらしておら
れました。
8/4 田子〜清水
田子から清水までのレグは275°一本で完了します!富
士山からの吹きおろしでいい感じのフリーで進めまし
た。
途中、風が強くなり始め、スピードが上がってきた頃
に辰巳さんが2ポンをご提案。リーフ完了直後にいき
なり20ノットを超えるブローが吹きました。吹き下ろ
しの地形を読んでのご判断だったそうですが、ここま
でピンポイントに予測ができるのは憧れます。
清水港は去年のネオパ復活後のスタートポートだった
のでとても懐かしく感じました。
簡単に片付けを行った後、マリーナのテーブルで昼食
をとり、昼頃に自分は帰路につきました。
もっと書きたいことは沢山あるのですが、あまりに長
くなってしまうのでここまでとします。
今回これほど長くブルーリボンに乗せていただいて、
KCCのOBの方たちにはそれぞれ様々なヨットの乗り方が
あるのだととても参考になりました。クルーワークの
メソッドがとても洗練されていて、現役活動だけでは
とうてい獲得できない経験則をもっと吸収したくなり
ました。また機会があれば是非乗せていただきたいと
思います。ありがとうございました。
失礼します。

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