こんばんは、一年の檜森です。
今日は第8レグの報告を。
天気・雨
風向・東
風速・3~16ノット
海況・良 …途中までは
6:50出航。今村さんは先に帰還したため、自分と床島さん、虫賀監督の3人のみでのレグです。初めは神子元島の北側ルートと南側ルートの二種類のラインを引きました。天気がよければ近道ができる!と期待をもって出発。
9:30風速は3ノット程度。これならば近道できそうだとますます期待は高まります。このときはホームシックがすごかったので。
12:15残念なことに風が強くなり始め、この時は16.8ノット。近道はあきらめ、神子元島の南側を回るルートへ変更。ここからが大変でした。ログブックの記録はここで途絶えています。きちんと書いておくべきでした。猛省。
神子元島を回って下田へ向かうネオパ。相棒は向かい風。到着予定時刻もだんだん遅くなっていきます。なぜか神子元島の周りを抜け出せません。波も高し。海流の問題でしょうか、船がまっすぐ進みません。神子元島にぶつからないよう進んでいるはずなのに、GPSでは神子元島に向かって進んでいると表示されてあったり。下田に向かってマイナス1ノット、みたいな感じでした。怖い怖い。
そうして魔の島と格闘しているうちに日は沈んでいく。もうナイト入港決定。しかしそもそも下田に着けるのかどうかすら心配になってきます。しかもビルジに謎のオイルがたまっているのを発見。もし原因がエンジンならば爆発の恐れも。結局原因は不明。恐る恐るエンジンを動かしてなんとか下田へ突入。無事でよかったです。
正確な時間はわかりませんが、12時くらいでしょうか。ようやくネオパを横抱きして下田入港完了。その後虫賀監督にラーメンに連れて行っていただきました!駅前の塩ラーメン屋へ。僕の近所には塩ラーメンを出すお店はなかなか無いので非常に新鮮でした!冷えた身体にラーメンが沁みます。やっと人心地つけました。いやあ、ラーメン食べたくなってきた。そして次の日はステイにすることが決定。さすがに出航はきついです。とにかく休めとその夜は泥になりました。
このレグでは自分はナビをやらせていただきました。神子元島のあたりで、波が高く、ゆれは激しくで心がくじけそうになりました。だが交代する人がいない為気合でがんばる。もし倒れたらナビがいなくなる、という恐怖で船酔いも吹き飛びました。入港時もナビをやりましたが、灯台の明かりを頼りに入っていくのは予想以上に大変でした。いい経験になりましたね!
以上報告を終わります。失礼しました。
大変なレグでしたね。 緊迫した感じがよく伝わってきます。
ほんとにお疲れ様でした。よい経験になったね。
ところで、文中にあった軽油ですが、軽油、灯油は比較的
安全なもので爆発はほぼしないと思います。
船にあるもので爆発しやすいものは、
①プロパンガス
②バッテリーから発生する水素
③(ランタン用等の)ホワイトガソリン(積んでいたら)
①プロパンは重く、下にたまります。
長い年月で配管の腐食などの可能性もあり、気を付けなければならないものです。
確かヤマハだったか企業としての製造商品(ヨット)にはプロパンをつけない
という企業方針を聞いたことがあります。(責任問題になりますもんね)
よいメーカーのヨットにはプロパンの置き場の下のところにガス抜き用の穴が
空いてます。(確か・)
②バッテリーから発生する水素
化学反応で水素がほんのすこし発生するようです。
水素は軽く上に抜けていきます。
通常の使用では水素は外に出ない?のかもしれません。
よく言われる話しで、バッテリー液(純水)を足すのに、よく見えない
からライターの火で明かりをとろうとして、バッテリーが爆発するという
話しを聞きます。これだけはまずいですね。普段は気にする必要は
ないでしょう。
私の船ではセティの下にあるのですが、水素抜きの穴が座面近く
の横のところ、座ったときに膝の裏くらいになるところにあります。
一応抜けるようになっているみたいです。
③もしランタンに使うのにホワイトガソリンを積んでいたら要注意です。
これはしっかり管理しないと危ないです。
失敗談ですが、一度岸壁でのBBQの炭の着火用にとホワイトガソリンをかけて
ライターで点火したところ小爆発したことがあります。(^_^;)
怪我はありませんでした。
という感じです。 船外機のガソリンは危険です。 軽油のように軽く
考えず、本当に火気厳禁です。危ないです。
ご参考までに